こんにちは!3人育児中MBAママよこぴーです☆
ずいぶん前に、夫が「主夫」という立場でインタビューを受けた事がある、イスラエルの人類学者オフラさんに、妻である私もインタビュー取材をしていただきました。
https://people.socsci.tau.ac.il/mu/ofragg/
オフラさんは、イスラエルの人類学者で、日本の専業主婦や、主夫、そしてジェンダー平等について幅広く研究されています。
私自身も、日本のジェンダーギャップやワーキングマザーについて問題意識を持っているため、二つ返事でお受けしました♬
このインタビューの前々日にも、勝間和代さんに同様のインタビューがあり、夫と三男とで同席させてもらいました。
インタビューは、あらかじめ決められた質問はあるものの、基本的には発生する対話を重視しており、話題は長時間労働から日本のアルコール・タバコ依存、ジェンダーの平等ではなく違いに着目すべき、日本の教育費予算などなど、ものすごーく多岐に渡りました。
しかも、英語!
私はある程度聞き取れはするものの、話せないー💦言いたいことを英語で言うのって結構大変でした。なので静かに興味深く聞いていました笑
その辺の話はまたの機会にしたいと思います。
話を戻しまして、
うちは、夫も育休を取っており、日本ではかなり珍しい部類の夫婦だと思います。
なぜ、こんな夫婦が生まれたのか、にも興味を持って頂きました。
私自身は、大手メーカーにすんなりと就職し、以後15年間働いて、その間に子供を2人出産、いわゆるマミートラックというものを経験してこれではいかんと、所属していた本部で女性活躍プログラムを開発してそれを管理職(主に男性)へも拡大させました。
サラッと書いてるけど、これを実現するのにあれやこれや色々な方面から色んな矢が(時には「女性は危険だよ」という恐らく本気でそう思っていらっしゃるだろう重役の方発言まで実に色々😅)飛んできたし、巨大な企業が変わるのは1本部でも大変なのに全社的な変化を起こすのに一体どれほどの時間がかかるのか、と、私の人生を他のもっとコスパが良い方向性で使いたいと、人事コンサルティング会社に転職、その間にMBAを取得して経営についても勉強、そして第三子出産で育休に入り今に至る、、というキャリアを歩んでいます。
第三子の育休は夫も一緒に取ってくれて、保活や家のこと等、初めてまともに一緒に検討している、という感覚です。
第一子の時は、夫婦ともに夫が育休を取るという選択肢が頭になく、第二子の時にあまりにも大変だったから育休取得を夫に打診し、夫も会社に打診してみたものの、会社からNG、第三子の時は社会機運と夫の事前調整が相まって無事に取得できました。
それくらい、放っておくと、(全く悪気がなく)気づけば女性に家の事や育児のことが降りかかってくる、というこの状況。
社会の構造として、見えない透明なレールが敷かれていて、しかもそれが男女で微妙に異なっていて、考えなければすーっとそちらに誘導されてしまう。
私たち夫婦も実際にそうで、第一子の時は特に大きな話し合いをしたわけではなく、自然とわたしが育休も取るし、復帰後は時短をして家事と育児の大部分を担うと流れになりました。
でも、労働時間は1時間しか短くしていないのに、家事育児の全般を担うと、なんだか1日の時間が全くない!!
おまけに、会社でも時短者はそれだけで評価が低い!!(最終的には時短でも最高評価を頂くことができましたが、それまでは復帰後の時短者は最低評価をつける、というのが人事規定には載っていない文化のようなものでした。そこに異を唱え、評価をしてもらうために、人の何倍も努力しました。でもそれもきっと上司によるので、もし上司が変われば同じ努力を繰り返す必要ありで際限がない、、)
家でも会社でもそのままでは評価されず、ものすごーく努力してやっと一人前の土俵に乗れる、、そんな状況におかしさと体力の限界を感じ、まずはフルタイムを目指しました。
タスカジやキッズラインなどの家事代行サービスやベビーシッターサービスを利用しました。キャリアに対する先行投資で、今ではあの決断は本当に良かったと思っています。
プロの家事や育児を見ることで、自分自身の家事育児のレベルアップにも繋がりました。
▼タスカジで働くハウスキーパーさんも募集中のようです💛
(このバナーの写真の方、うちにずっときてくれてたヘルパーさん^^本当に助かりました!)
時短の方が実は辛かったという、このなんとも言い難い構造の複雑さよ、、。
(フルタイムの方が、周りの手を借りられるという意味で、楽だったのですよー)
短い時間で成果を出す人の方が評価されて然るべき、されど、いまだ長時間労働が横行し、制約社員は微妙に肩身が狭い、、。
フルタイムに戻したとは言え、残業はできないのでそこを覆すまでは行かなかったのですが😅
まーでも、フルタイムにするということが、そのまま仕事も大切に考えている、という意思表明にもなり、(時短社員は、何も言わなければ仕事はセーブして大きな仕事をする気はない、という意思表示と捉えられがち。それもアンコンシャスバイアスなので、もしキャリアを大事にしているのであれば、わざわざ言わないといけない、という事になります。)それなりに評価もしていただけたのではないか、と考えています。
昔は怒りにも似た感覚と使命感で走っていましたが、転職先ではこのような事はほぼなく、皆さんとてもスマートに仕事も人生も楽しんでいて、会社の文化って人の生活にダイレクトに影響するよなぁーと思います。
今は男性育休も注目されているし、それでもまだまだではあるけれど、前進は確実にしている、とインタビューを受けながら今までの自分を振り返るいい時間となりました。
私自身は、来春に復職予定で、人事組織コンサルを通じて会社の環境をより良くする事に貢献して行きたいと本気で思っていますし、それ以外でもそのような取り組みがあればどんどん関わって行きたいと思います😊✨
面白い取り組みあれば、是非お声掛け下さいねー💕
そして夫や子供達とこれからも楽しい人生を送りたいです🎵人生における超重要事項です😊
オフラさん、そしてオフラさんと共に研究の支援をしていらっしゃるまりこさん、楽しい時間をありがとうございました😊多分3時間くらい話してました!笑
問題が幾層にも重なりあっているので、いくらでも話せますw
▲右がオフラさん、真ん中が共同研究者のまりこさん
ここまで、つらつらと振り返りにお付き合い頂いた皆さま、お読みいただきありがとうございました😊💕
ひとえにワーキングマザーと言っても、状況は人によって千差万別だと思います。
色々な環境で、選択肢が増えるといいなーという思いで、今日も進んでいきたいと思います💛