勝間和代さんが主催する紙面座談会に参加してきました。
タイトルは『今、知りたいエネルギーのこと』
いつもお世話になっている 経済評論家の勝間和代さんと、勝間塾のみんなで楽しく真剣に学んできました。
私は、「電気電子工学科」というところを卒業した(はず)なのですが、
国レベルでどんなエネルギー問題を抱えているのか、など詳細を知らず。。。
和代さんがデータを使ってわかりやすく今現在起こっていることをわかりやすく教えてくださり、
目から鱗がポロポロと落ちまくった時間でした。
◆今、日本のエネルギー事情、何が問題なのか?
まず最初に教えてくださったのが、日本のエネルギー自給率。
2014年時点で、なんと「6.0%」!
2010年には、「19.9%」だったものが、震災後、原発停止の影響で火力発電に依存する割合が増えて、このような数字になったのだそうです。
2014年時点で、なんと9割程度も火力発電に頼っていたのだとか・・・
これの何が問題なのか、というと、
火力発電に使われる燃料がほとんど中東からの輸入に頼っているため、
・中東の情勢に左右される
・今後資源獲得競争が激化すると、価格などが高騰するリスクがある
など、エネルギーを安定供給する上で不安要素が増えてしまうことなのだそうです。
◆再生可能エネルギーがあるじゃないか!?
そこで思いつくのが、次世代クリーンのイメージがある太陽光発電や、風力発電などの「再生可能エネルギー」ですが、
送電や蓄電など物理的な技術がまだ発達しておらず、価格面や安定面での課題が残ります。
皆さんは、「再エネ賦課金」というものをご存知でしょうか?
私自身、あまり気にしていなかったのですが、毎月の電気料金明細にしっかりと載っていました。
電気の使用量に応じて、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」として上乗せされているんですね。
この賦課金も、今はだいたい年間8,000円くらい上乗せされているのが、このまま再エネが増え続けると結構な家計の負担になってしまいますね。
それくらい、再生可能エネルギーのコストは高いということですね。
◆原発再稼働の是非!?
色々なエネルギーの種類の中では、原発は安定性、コスト面において優れた発電なのだといえそうです。
もちろん、安全性が損なわれた時のコストは大きくなってしまいますが、各発電所では安全の対策を進めています。
コストと安全面、リスクなど色々な観点からエネルギーミックスを考えていくのは大切なことなんだなーと考えさせられました。
ファクトを元に議論をすることの大切さをあらためて感じました。
◆詳細はこちらに!
この座談会の様子は本日(2月26日)の読売新聞の朝刊「紙面座談会」にて掲載されていますので、ぜひご覧ください!
また、Webでもご覧になれます♪
http://www.katsuma-zadankai.jp
今回は普段自分ではなかなか調べることのないエネルギーのことをたくさん知ることができました。
この機会をくださった勝間和代さん、本当にありがとうございました。
難しくてとっつきにくい問題は、まず詳しい方から聞くというのも大事ですね。
日本のエネルギー問題をもう少し自分事としてこれからも考えていきたいと思いました。